フィラリアの予防と駆除
フィラリア予防イラスト

マダニは、どんな気候、場所にも適応し、寄生の機会を狙っています。


マダニは、貧血や皮膚炎の原因になるだけでなく、命にかかわる恐ろしい病気を媒介します。
ピークシーズンは、成虫(成ダニ)が活動を開始する春だけと思われがちですが、秋に卵がかえり、幼ダニや若ダニが多く発生することは意外と知られていません。
実際には、気候や場所への適応力が極めて高いことから、一年を通して活発に活動していますので、定期的なマダニ対策が重要です。


森や林だけではありません。都会の公園にもマダニは、いっぱいいます!


屋外の草むらなどには、幼ダニ、若ダニ、成ダニの3段階のマダニがいます。
これらは草に登り、葉っぱの先端で犬や猫などの動物を待ちます。 そして動物が近くを通過したときに付着し、皮膚へたどり着くと吸血を開始します。
マダニは動物からの熱、振動、二酸化炭素を検出する独特な感覚器官によって動物を探します。
幼ダニと、若ダニは3~5日間ほど吸血し、宿主から離れて地上に落ち脱皮します。成ダニも1週間ほど宿主の血を吸い、交尾して地上に降ります。メスダニは何千個もの卵を生みます。

フィラリア予防薬投与前に

マダニが媒介する様々な疾患は、時に生命を脅かすことがあります。


マダニは、皮膚が薄く付着と吸血が容易な場所に寄生します。のこぎりのようなクチバシを皮膚に差込み、接着物質を分泌してクチバシを皮膚に固定し、吸血と唾液の分泌を繰り返します。これにより周囲の組織が破壊されます。最初はゆるやかな吸血、その後は急速な吸血を行います。


直接的な病害

貧血 スペース

マダニは、寄生期間中に吸血前の体重の100倍もの血液を吸うため、大量に寄生を受けた場合には貧血が見られます。


皮膚の細菌感染 スペース

皮膚に寄生したマダニを犬が除去しようとして掻いたときにできる傷に、細菌が感染する事があります。


アレルギー スペース

マダニは、吸血する時に動物対内に唾液を注入します。これにより寄生された犬がアレルギー状態になる場合があります。


媒介する病気

犬バベシア症 スペース

犬などの赤血球に寄生する原虫。感染したマダニが動物の血を吸うときに、動物の体内に唾液を注入する事により感染します。貧血、発熱、食欲不振などを起こし、急性の場合は死に至ることもあります。


アレルギー スペース

ボレリアという細菌の感染によって引き起こされる感染症で、発熱、全身性の痙攣、起立不能、歩行異常や神経過敏などの症状がみられます。人間にも感染します。


アレルギー スペース

Q熱、ヘパトゾーン症、野兎病、日本赤斑熱、ダニ媒介性脳炎などの病気も媒介します。

フィラリア予防薬投与前に

マダニの予防

マダニが吸着しないように防虫スプレーなどして、樹木が多い場所を歩くときには、茂みの中などに踏み込ませないように心がけましょう。
散歩から戻ったら、頭や耳、目のふちを必ずチェックしてください。またお腹、足の指の間、背中なども見てあげましょう。
万が一、マダニが吸着していることに気づいたら、自分で引きはがさないでください。無理に取ると、マダニの刺口が残り、化膿の原因になったり、危ない病原体を移す可能性が高くなります。
必ず動物病院で切除してもらいましょう。


マダニ駆除薬

駆除薬は、主にスポットタイプ(滴下式)とスプレータイプがあります。

スポットタイプの駆除薬は、マダニやノミを駆除する効果のある液体を肩甲骨の間辺りに垂らすだけですのでとても簡単です。

種類も豊富で成虫だけを駆除出来る物や卵まで駆除できるもの、駆除効果が1ヶ月持続するものなど、
効果も様々なので用途に合わせたものを使います。
マダニだけではなく、ノミの成虫、ノミの卵、幼虫、さなぎに対しても効果があります。


マダニの予防と駆除についてご不明な点がございましたら当院までお問合せ下さい。